広島と音楽と
8月10日のコンサートが終了しました。
パリで活躍中のピアニスト、向山淑子さんをお迎えし、音楽高校の同級生とのコンサート。
とても感慨深いものがありました。
音楽を演奏していることの意味をいつも考えています。
なぜ、演奏をしているのか。
世の中にはたくさん上手な人がいて、きっと私がいなくてもいい音楽はそこら中にあふれている。
手を伸ばせば、いい音楽がすぐそこにあって、自分が演奏せずともいい音楽の世界に入っていける。
コンサートが近くなると食事が喉を通らなくなる、体が疲れていても練習せねば不安になり、何度も何度も練習して、本番を迎えます。
完璧な演奏ができない事もわかっている。
でも、演奏をしている。
そんなにつらいなら、辞めればいいのにね~!って思ったりします。でも、やめれない。
そこにはきっと、音楽があることで、同じ時間を過ごし、色々なことを語り、感じ、刺激しあい、何にも代えがたい時間となります。
音楽を演奏すること=完璧に演奏すること
ではなく、音楽を感じること、表現することを大事にしていきたいと思いました。
そして、ハンガリーからの取材が来ていて、世界各国の災害後のドキュメンタリーを取材されていました。日本の最大の災害は原爆とのことで広島を取材されていました。
純音楽喫茶ムシカの生い立ちも知ることができました。
広島と音楽と戦争からの復興についても考える良い機会でした。
悲劇があった場所、そして、たくさんの人が復興を考え、尽力した場でもあります。
平和教育って、悲劇さがフォーカスされていますが、当時の復興活動についても
もっともっと伝えられたないいなと思いました。知りたいと思いました。
本当に濃密な時間を過ごし、幸せいっぱいです。夢の中にいるような数日間でした。
そして、もっともっと夢の世界に行けるように、しっかり精進していきたいと改めて感じました。
色々ありすぎて、書ききれません!
来てくださった皆様、サポートしてくださった皆様、心から感謝します。
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